沖縄恨(ハン)之碑の会の主な活動


  1. 「恨之碑」維持管理活動
  2. 毎年6月に 追悼会開催
  3. 会報「ポンソナ通信」の発行(年3回)
  4. 啓蒙・学習活動、および継承としての「ポンソナ講座」開催
  5. 沖縄戦に動員された朝鮮人についての調査・研究活動、および戦後残された課題についての取り組み

 

   * 活動の詳しい内容については 「最新活動情報」からお入りください。

 

土地購入資金1300万円へのご協力を!

■□ NPO法人沖縄恨(ハン)の碑の会からのお願い □■

 

〝もうひとつの沖縄戦〟 朝鮮人「軍夫」を悼む「恨(ハン)之碑」の土地購入資金1300万円へのご協力を! 

 

■沖縄戦に徴用された朝鮮半島の若者たち

 

▶79年前の沖縄戦。旧日本軍は、米軍との長期戦に備えて塹壕や飛行場の建設に沖縄の住民を動員する一方、人員確保のため朝鮮半島からの多くの若者たちが強制的に徴用されて来ました。彼らは、日本軍の「下働き」を意味する軍労務者、通称「軍夫」と蔑まれました。米軍との熾烈な地上戦が始まると、彼らは武器も持たされず前線に立たされました。弾薬運搬など過酷な労務に従事させられ、食料もまともに配給されない中、多くが戦争の犠牲者となっていきました。

 

■元「軍夫」を悼む恨の碑

▶姜仁昌(カン・インチャン)氏は、慶尚北道英陽(キョンサンブクドヨンヤン)で農作業中に村役場の職員と警官から役場前に集まるよう指示され、「大邱(テグ)で飛行場を建設するからトラックに乗りなさい」と騙され、最終的に着いた所が沖縄でした。慶良間諸島の阿嘉島で終戦をむかえた姜氏は、多くの同胞を餓死や日本軍の処刑で亡くしていました。そして、かろうじて収容所から生きて故郷に帰ることができました。

▶戦後50年が経過して、姜氏ら生き延びた元軍夫の人たちは、多くの同胞が亡くなった沖縄で遺骨収集を望まれました。しかし、遺骨を見つけることはかなわず、その代わりとして同胞を悼む追悼施設(恨之碑)「正式名称は、「アジア太平洋戦争・沖縄戦被徴発朝鮮半島出身者恨之碑」を韓国と沖縄に建立することを切望されました。この呼びかけに応えて全国から多くの支援金が寄せられ1999年8月に韓国慶尚北道英陽、2006年5月に沖縄県読谷村瀬名波(よみたんそんせなは)に恨之碑を建立することができました。

 

■平和の架け橋としての恨之碑を残していこう

▶碑の製作は、読谷村在住の彫刻家金城実氏が担当しました。旧日本軍に腕を拘束されながらも毅然とした朝鮮半島の青年、足元には息子を必死で守ろうとする母親、後ろには銃剣を構えながらも怯えた表情の日本兵が三位一体となって、アジア太平戦争がもたらした衝撃的な構図が彫られています。また碑名の「恨」は、日本語の「憎む」「恨む」という意味合いではなく、韓国では癒えることのない痛み、苦しみから共に解き放される「共生の未来」の意味が込められています。

▶読谷村瀬名波の丘陵にある恨之碑からは、慶良間諸島や伊江島を一望することができます。高さ3メートルの琉球石灰岩の岩肌に添うように建てられた恨之碑の上には、ガジュマルの大木が碑を守るかのように枝を広げています。清掃や碑の維持管理も地域のご協力を得て、清楚な広場に変わり県内外から多くの修学旅行生や大学生、若者たちが訪れ、国外からも立ち寄られています。

▶恨之碑が建つ350坪の敷地は、これまで読谷村在住の方からのご厚意で18年間にわたり無償で提供していただいていました。しかしこのままお借りすることは出来ないと判断し、この度、機を得て土地を購入する運びとなりました。今年2月、「群馬の森」朝鮮人追悼碑が代執行で撤去されるなど残念な動きがある中で、恨之碑を今後も市民の手によって大切に維持し、朝鮮半島と沖縄をむすぶ平和の架け橋としての役割を果たしていくことが求められています。土地購入費用として1300万円を目標に募金を呼びかけることを決断しました。ご無理のない範囲でぜひご協力をよろしくお願いいたします。   (2024年4月1日

 

)■□ 土地購入資金への寄付の振込先/二通りの方法があります □■

▶ゆうちょ銀行 郵便振替口座 01710-9-53512  名義 沖縄恨(ハン)之碑の会

▶ゆうちょ銀行 口座番号 記号 17050 番号 21646461 名義 トクヒ)オキナワハンノヒノカイ(他金融機関からの場合 店名七〇八(ナナゼロハチ) 店番708 普通 口座番号2164646

※ 寄付を寄せられた皆さまのお名前を恨之碑の会の通信等で公開する予定です。もし匿名を希望する場合は、その旨申し出をお願いいたします。

※ 当会は、認定・特例認定NPO法人ではありませんので、寄付された金額は税制上の優遇措置を受けられません。あしからずご了承ください。

※ 寄付をされた方で領収書が必要な場合は、ご連絡よろしくお願いします。

 

NPO法人沖縄恨(ハン)の碑の会

共同代表 安里英子、知花昌一、許点淑  

理事 新垣仁美、石川元平、上間芳子、海勢頭豊、沖本富貴子、金城実、平良修、西岡信之、比嘉勝子、村山友子 

 

※ 安里英子共同代表は、急逝いたしました。

 

904-2161 沖縄県沖縄市古謝3-22-11-302 電話 090-3970-8772 (西岡

E-mail  okinawaheo1222@gmail.com

 恨之碑の住所と経路   沖縄県読谷村瀬名波578-1  県道6号線高志保の三叉路交差点を北上し、残波岬に向かって、読谷バスターミナルを目印に進む。ふれあいきっず読谷とコインランドリーの間の道から瀬名波公民館に向かう小道を左折する。(瀬名波公民館の看板あり)。最初の小さい十字路を左折。住宅の間の細道を上がる。